テレビのワイドショーやバラエティー番組では、たびたび『ゴミ屋敷』が特集されます。
その姿には見るたびに驚かされるものですが、近隣の方々にとっては生活に直接関わってくる大きな問題です。

47都道府県では、ゴミ屋敷またはその直前の予備軍をまとめると、およそ1万件以上も認知されていると言われています。
ゴミ屋敷はさまざまな問題を抱えていますが、なぜ解決されないのでしょう?

ゴミ屋敷から生まれる心配事

山のように積まれているごみは、見てのとおり強烈な悪臭を放っています。
ゴミ屋敷に近づけば、すぐにそれと分かるような匂いが常に放たれています。
近隣の住民はまずその匂いに悩まされることになるのです。

問題は匂いだけではありません。
引火しやすいものが大量にある上、メタンガスなどの燃えやすいガスも充満しています。
そのため近隣住民は、放火による火災という、身と財産の危険にも晒されています。

なぜ行政は何もしないの?

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そもそも、どんな家が『ゴミ屋敷』となるのでしょうか?
私たちからすればゴミに見えても、当事者が必要な物だと言ってしまえばそれらは個人の財産となってしまいます。
このことがゴミ屋敷への対応を難しくしています。
行政で勝手に撤去することは、法律上難しいのです。

ゴミ屋敷の住人は、その地域一帯の不動産をいくつも抱えている資産家である、というケースも少なくありません。
高齢であったり、独り身であるなどの共通点があり、本人の体力ではそもそも全てのゴミを撤去しきれないでしょう。

一方で、行政と協力して撤去しきったとしても、ふたたびごみを集めてしまい数ヶ月後には元通り、ということも珍しくないのです。
ごみを集めてしまう原因から解消していくために、ゴミ屋敷住人の精神的なケアも視野に入れて置かなければならないようです。

実は、近年では都会のワンルームマンションなどをゴミ屋敷にしてしまうケースも増えていることをご存知でしょうか? 「仕事が忙しくてゴミ出しができない」などのささいな理由をきっかけとしたゴミ屋敷化もあり、意外と他人事ではないのです。

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